fumikoyamamoto

100年後のビーチ

IDEA | 2019.2

子ども達がSDGsを「自分ごと」として捉えるためのパビリオン
電通冬のインターンシップアイデアとテクノロジーの学校最終課題銀賞

課題
SDGsを「自分ごと」として捉えることができる、子どものためのパビリオンを大阪・関西万博を舞台に考えてください。

テーマにしたSDGsの項目
(14) 海の豊かさを守ろう / (14.1) 2025年までに、海洋ゴミや富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。

アイデア
"100年後のビーチ"をつくる。
2050年には、海の中のプラスチックが魚の量を超えると言われている。身近なプラスチックゴミによって海の生き物の命が奪われてしまうことを、子どもたちが遊びながら学ぶことのできるパビリオンを提案しました。

なるべく説明をせずとも子どもたちが自発的に遊べるような仕組みにするよう心がけました。
事実、海洋汚染の原因になっているのは特殊な海へのポイ捨てではなく、街から流れ着いた身近なプラスチックゴミであることを、フードコートとディスプレイを利用することで表現しました。

鑑定書は、"クリアの勲章"としてゲーム性をまさせるだけでなく、その場の遊びで終わらせず持ち帰ってもらうことで学びを定着させるという狙いもあります。

Planning	Keita Kuki / Naoki Osada / Fumiko Yamamoto
Design	Fumiko Yamamoto